福岡操体法スタジオ (yahoo!ブログから移転)

九州は福岡に操体法スタジオを開設しました。さまざまなアレルギー発作や肝臓病を生活改善で、回復不能といわれたムチウチを操体法で対応した自身の体験も紹介。施術や講習会のお問合せは080-1720-1097 メールfukuokasoutaihou★yahoo.co.jp(★→@)へお寄せください。

2013年10月

「晴れ時々くもり」くらいなら、何をどうしようと、結果どうでもなりそうなものだが、いったん降り出せばそういうわけにもいかなくなる。「晴れ時々くもり」の体調で施術に通ううち、降りだして、少々は持ちこたえても、病院に駆け込むのは時間の問題というのがふつうのパターンで、そういうシステムの中に私たちはある。

病院でさんざんな体験をして、抜けてくる場合もある。外を歩くうちに、「いっそのこと、こうしてびしょぬれになるほうが、まだましだ」と開き直ったときに行きあたるものがあったり、拾いものもあったりする。

師匠は「どこへも行くな。何もするな」と言う。「降ってきたらあたりまえに濡れてろ」ということだろうと思う。天候は変わるものと相場は決まってる。何をどうしようと降る時は降る。土砂降りだって避けられない時もある。だからといって、「晴れ時々くもり」の時にまでとり越し苦労してびくびく過ごすわけにもいくまい。

ふだんから濡れることに慣れていない限り、土砂降りに対応などできる自分ではない。土砂降りを生き抜くような、たくましい自分を育てたいと思えば、そのまま濡れているのが一番だ。はだしでざぶざぶ平気で歩いていける豪傑になれたら恐いものなしだ、などと思ったりもする。

操体法という傘を片手に、今日も一日を、歩く。

秋の操体法講座 ※誰でも参加できます。
①11月9日15時~(天神会場)
②11月10日10時30分~(野間会場)
③11月16日・20日・21日・30日14時30分~(野間会場)

※参加者受付中。
※お問合せ080(1720)1097(山下)もしくはfukuokasoutaihou☆yahoo.co.jp(☆⇒@)まで。
※操体法の実習を見学・参加する⇒①②③から選べます。
①みんなで講習会(参加費2000円)
②家族や友人とゆったりプライベート実習(2500円。三名~2000円)
③一人でじっくり個別実習(一回3000円)

 ②と③は日程・時間帯を希望にあわせます。
 
※見学・体験受付中。

天神から大牟田線普通電車「高宮」下車徒歩3分。野間四角交差点信号先3つ目のビル。
博多駅から西鉄バス博多郵便局横A乗場(50番)B乗場(65番)CD乗場(64・66・67番)で「野間四角」バス停下車。徒歩1分。

自分の顔も背中も、自分で直接見ることはできない。背骨のゆがみは万病のもとと言われ、背骨の見方を身につけることは最も重要なことの一つとされるが、自分の背中は自分で直接見ることも、さわることも、できない。

「背骨全体の傾向をつかめ。さらに部分部分でていねいに、よく調べろ」と、ずいぶん以前から注意を受けてきた。「注意を受けたから背骨を調べる」ではお義理である。自分の関心が深まった結果、「背骨を調べずにはおれない」というようでなければほんとうではない。
他人の背中を読み取るのが少しおもしろくなってきた頃に、「自分の背中はどんな感じの背中か」と気になってきた。見ることはかなわないが、手の届く限り背中に触れてみて、軽く押さえながら圧痛の感覚を少しずつ調べ始めた。

肩甲骨のまわりを固くしている人が多い。その付近の背骨(胸椎)から各臓器へ向かって発しているのが自律神経である。左側には胃やすい臓など消化器系を調整する神経が、右側には肝臓などの解毒系をつかさどる神経が出ている。よって、肩甲骨周辺のコリを解消し、弾力を回復することは、健全に生きていくうえで重要なことなのだ。

一番手の届かない背中というのが、この重要な肩甲骨周りである。道具を使うことも試みたが、そのうち指が届くようになり、そして背中のどこへでも手が届き、自分の思うがままに押さえられるようになった。
念ずれば通ず。自分の背中を見たわけではないが、背中への関心を深めていけた証しとしたい。
背中の弾力が改善されたかどうかは具体的なバロメーターとなる。自分の背中を知れば知るほど、「コリをとることのむずかしさ」を知ることともなっている。

秋の操体法講座 ※誰でも参加できます。
①11月9日15時~(天神会場)
②11月10日10時30分~(野間会場)
③11月16日・20日・21日・30日14時30分~(野間会場)

※参加者受付中。
※お問合せ080(1720)1097(山下)もしくはfukuokasoutaihou☆yahoo.co.jp(☆⇒@)まで。
※操体法の実習を見学・参加する⇒①②③から選べます。
①みんなで講習会(参加費2000円)
②家族や友人とゆったりプライベート実習(2500円。三名~2000円)
③一人でじっくり個別実習(一回3000円)

 ②と③は日程・時間帯を希望にあわせます。
 
※見学・体験受付中。

天神から大牟田線普通電車「高宮」下車徒歩3分。野間四角交差点信号先3つ目のビル。
博多駅から西鉄バス博多郵便局横A乗場(50番)B乗場(65番)CD乗場(64・66・67番)で「野間四角」バス停下車。徒歩1分。

「だれでもカンタンにできる」などというが、実際には「だれでもカンタン」というところから「ほとんど誰もできない」というところまで、操体法にもいろいろな段階、いろいろなグラデーションがある。

事故にあう前と、事故にあった後とでは、自分の考えも、自分の操体法のとらえ方も、ガラリとちがう。事故にあう前にも身体上の問題は山ほどあった。しかし週に一度の施術に通えばたいていは解消し、だんだん減ってなくなった。元気が余りだしたので山歩きまで始めた。施術を受ける目的は、病気を治すというところから、「もっとたくさん山に登りたい」というパワーアップへとシフトした。

事故で事態は急変した。四十代後半の月日を私は事故で失った。週に一度の施術くらいでは、とうてい持ちこたえられない。日赤病院の整形外科には断わられた。「われわれ医者は、筋肉の勉強をしていない。そしてあなたの症状は筋肉の症状だから、こちらではお引き受けできません」
脳神経外科にも「病院に一生通いたくなければ、何か自分にあったものを探しなさい」とハッキリ言い渡された。

このピンチがあったので、他人まかせにできなくなった。施術を受けることに加え、読めもしない本を開き、人に声をかけて講習をやって、研究を進めることになった。全ての努力は人のためではなかった。自分が治りたい一心で操体法を研究したら、周りの人にちょっぴりウケたのだ。足を運んでくる方が一人でもいる限り、活動を続ける所存だ。

治したい症状を持つ人と、症状はないが、健康維持でやる人とでは、要求されるものもちがってくる。その時々の状況にあわせて進められたらと思う。

秋の操体法講座 ※誰でも参加できます。
①11月9日15時~(天神会場)
②11月10日10時30分~(野間会場)
③11月16日・20日・21日・30日14時30分~(野間会場)

※参加者受付中。
※お問合せ080(1720)1097(山下)もしくはfukuokasoutaihou☆yahoo.co.jp(☆⇒@)まで。
※操体法の実習を見学・参加する⇒①②③から選べます。
①みんなで講習会(参加費2000円)
②家族や友人とゆったりプライベート実習(2500円。三名~2000円)
③一人でじっくり個別実習(一回3000円)

 ②と③は日程・時間帯を希望にあわせます。
 
※見学・体験受付中。

天神から大牟田線普通電車「高宮」下車徒歩3分。野間四角交差点信号先3つ目のビル。
博多駅から西鉄バス博多郵便局横A乗場(50番)B乗場(65番)CD乗場(64・66・67番)で「野間四角」バス停下車。徒歩1分。

筋肉に目をつけたのが操体法。骨格のゆがみは筋肉によってもたらされるからだ。
骨格や姿勢のゆがみで骨が変形することもあるが、骨がゆがんで骨格がゆがむのではない。骨と骨の位置関係を決めているものは、骨をつなぎ、連携した動きを実現する筋肉に他ならない。

筋肉は、体中を覆っているだけでなく、内臓もすべて筋肉でできている。
体の内も外も、筋肉製なのだ。その筋肉について、「われわれ医者は勉強しておりません」と、大病院の医者に言い渡された。
内臓の病気というのは内臓という筋肉の不調ともいえる。それを「病気のことは勉強するが、筋肉のことは勉強しない」というのは、しろうと目から見ても不十分なように思われるが、どうだろう。

老人と若者のちがいは筋肉の質にある。赤ちゃんの腕はふわふわした手触りだが、老化するにつれ、ごりごりごわごわした感じになってゆく。それを「力強い」と感じられる向きもあろうが、「老化とは、弾力を失うことと見たり」ともいえるのである。
体調のよいときと、体調のよくないときとでも、筋肉の弾力は違ってくる。

筋肉が変わるということは、体が変わるということを意味する。体が変われば、心持ちもとうぜん変わる。身心にゆとりが生まれれば、生きる姿勢もとうぜん変わる。生きる姿勢が変わるというのは、具体的には生活の変化だ。死にざまだって違ってくるだろう。
筋肉の弾力と心のありよう。そして生活のありかた。生きざまと、死にざま。これらのことは丸ごと一つのつながりで、どれ一つとして切り離せない。
だから筋肉の改善。だから生活の改善なのである。

秋の操体法講座 ※誰でも参加できます。
①11月9日15時~(天神会場)
②11月10日10時30分~(野間会場)
③11月16日・20日・21日・30日14時30分~(野間会場)

※参加者受付中。
※お問合せ080(1720)1097(山下)もしくはfukuokasoutaihou☆yahoo.co.jp(☆⇒@)まで。
※操体法の実習を見学・参加する⇒①②③から選べます。
①みんなで講習会(参加費2000円)
②家族や友人とゆったりプライベート実習(2500円。三名~2000円)
③一人でじっくり個別実習(一回3000円)

 ②と③は日程・時間帯を希望にあわせます。
 
※見学・体験受付中。

天神から大牟田線普通電車「高宮」下車徒歩3分。野間四角交差点信号先3つ目のビル。
博多駅から西鉄バス博多郵便局横A乗場(50番)B乗場(65番)CD乗場(64・66・67番)で「野間四角」バス停下車。徒歩1分。

親というのは目先ではなくて、二十年や三十年そこらの未来まで見越して子供のことを考える。時には苦しい試練も耐えさせて、強く育つことをも願う。
全てはよりよき将来を考えてのことだ。たとえいくつになっても、親が配慮するのと同じように、時には試練を、時には安らぎを与えながら、自分の心身を育ててゆきたいものだ。

ところで今の病院医療は、目先のことになってはいないだろうか。私たちの二十年三十年先を見越した配慮はじゅうぶんにあるといえるのだろうか。生れたときから死ぬまで、機会あるごとに飲み続ける数々の化学薬剤。数々の検査に数々の手術は「一生通じて将来にわたり、後悔もなく安全安心」という配慮が最大限なされたものなのだろうか?
フィンランドで長期にわたり行なわれた大規模調査の結果がある。定期的な検診と医師の指導を受けながら生きていくグループと、検診や指導を受けずに生きていくグループとでは、医療介入の手厚いグループのほうが早死にするという結果。また、アメリカやイスラエルで医者のストライキが起こるたびに死亡率が15%~50%下がり、ストが終わると死亡率が元に戻るというような、そんな事実。

これらについては慶応大学医学部の近藤誠氏、浜六郎氏、そしてロバート・メンデルソン氏ら医師による著書、それにジャーナリストの船瀬俊介氏の著書などで紹介されている。
なぜわざわざそんな本を、手に取りたくなるか。それは私が子供時代に、つまらない手術で生命を危険にさらされたからかもしれない。父親の通院にたまたまついていった五才の女児が、鼻をつまらせていたというそれだけの理由で、全身麻酔の手術を受けなければならなくなった。術後、鼻づまりは解消するどころか悪化の一途をたどり、重い蓄膿症を発症。私を切った院長は、私の十年後を知るよしもない。日々切ることに忙殺され、結果を顧みる必要があるとも感じなかったろう。

鼻づまりのたびに手術を受けたら、まったく身がもたない。熱を出すたびに検査や投薬を続けたら、どんな将来が待っているか。
単純に、生きる時間の長さの問題ではない。ストレスが多ければ早死にし、安穏に生きる条件がととのっていれば長く生きる。それがしぜんな考えかたではなかろうか。

「人工的介入をどんどん手厚くして生きていくこと」は、人間の幸せを意味しない。「できる限り自然天然に具わった力を発揮して生きていくこと」と比べ、どちらが生きものとして、より楽しく、生き生きと生きられるか。その問題の一つの答えが示されているように思われてならない。

秋の操体法講座 ※誰でも参加できます。
①11月9日15時~(天神会場)
②11月10日10時30分~(野間会場)
③11月16日・20日・21日・30日14時30分~(野間会場)

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※お問合せ080(1720)1097(山下)もしくはfukuokasoutaihou☆yahoo.co.jp(☆⇒@)まで。
※操体法の実習を見学・参加する⇒①②③から選べます。
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②家族や友人とゆったりプライベート実習(2500円。三名~2000円)
③一人でじっくり個別実習(一回3000円)

 ②と③は日程・時間帯を希望にあわせます。
 
※見学・体験受付中。

天神から大牟田線普通電車「高宮」下車徒歩3分。野間四角交差点信号先3つ目のビル。
博多駅から西鉄バス博多郵便局横A乗場(50番)B乗場(65番)CD乗場(64・66・67番)で「野間四角」バス停下車。徒歩1分。

新しくやりたいことが出てくると、これまでやってきた何かを引っ込めるほかない。一日は誰でも24時間。これまでのことにしがみついていたら、どんな新しいことも実行は不可能だ。

課題の本は増え、山のウォーキング、圧痛ポイントの確認作業。「今日は忙しかったからお休みしちゃった」では済まない日課だ。テレビと睡眠。生活の衣食住にまつわるこまごました雑用を、時間のムダを、なくしていくほかに道はない。

時間の使い方を思うとき、英語のことわざ「You can't have your cake and eat it(ケーキは食べたらなくなるの)」が頭に浮かぶ。しかし、時間というケーキは食べずにとっておくことができない性質のものだ。つかまえることも、とっておくこともできないもの、次から次へと消えてゆくものは、過ぎ去るはしからつかまえて貪欲に食べるしかない。食べるように本を読み、歩き、操体法やって瞑想も続ける。

毎日続けて自分の生活とする。おざなりではなく、本心を投入し続け、さらに深まりますようにと願いながら。

秋の操体法講座 ※誰でも参加できます。
①11月9日15時~(天神会場)
②11月10日10時30分~(野間会場)
③11月16日・20日・21日・30日14時30分~(野間会場)

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※操体法の実習を見学・参加する⇒①②③から選べます。
①みんなで講習会(参加費2000円)
②家族や友人とゆったりプライベート実習(2500円。三名~2000円)
③一人でじっくり個別実習(一回3000円)

 ②と③は日程・時間帯を希望にあわせます。
 
※見学・体験受付中。

天神から大牟田線普通電車「高宮」下車徒歩3分。野間四角交差点信号先3つ目のビル。
博多駅から西鉄バス博多郵便局横A乗場(50番)B乗場(65番)CD乗場(64・66・67番)で「野間四角」バス停下車。徒歩1分。

人間には個性があり、一人一人の性格も行動もちがう。個性のちがいは生活のちがいとなってあらわれている。よって、生活を変えるということは、多少なりとも人間そのものを変えてしまうことになる。

「否、自分は生まれてこのかた、ずっとこの自分のままでやってきたし、これからもずっとこのままの自分でやっていくよ」という気持ちが、たしかに私のどこかにある。しかし、自分のブログ記事を読み返すと、自分のようでいて自分ではないような、奇妙な感じがする。ほんの数日前に書きたかったことも、今日となってはどうでもよくなったりする。

ブログというのは、同じ時刻に同じ場所で自分自身を毎日記録撮影する作業にも似ている。日を追うごとに、自分自身の顔つき体つきが変化をし、言うこともやることも考えかたも、いろんな影響を受けて変わっているのだということを、認めざるを得なくなる。
流転しないものはないという宇宙法則の世界の中で、「自分だけはどこまでいっても自分のままだ」というのは思い込みだと指摘されてもしょうがない。生活がとくに変わっていないようでも、時間の経過という積み重ねを防ぎきることは誰をもってしても、できない。

変わってないようで変わっている。同じ変わるのならば、そこに自分の考えや、自分のコントロールをきかせてみて、未来を切り拓いてゆこうというのも、わるいことじゃない。
操体法を、1日24時間のうちの、朝10分、夜10分。
たったそれだけの生活改善だが、人間改造へとつながることだって、ある。自分自身の体験に加え、多くの先人の体験が物語ることに耳を傾けると、そういう結論になる。

秋の操体法講座 ※誰でも参加できます。
①11月9日15時~(天神会場)
②11月10日10時30分~(野間会場)
③11月16日・20日・21日・30日14時30分~(野間会場)

※参加者受付中。
※お問合せ080(1720)1097(山下)もしくはfukuokasoutaihou☆yahoo.co.jp(☆⇒@)まで。
※操体法の実習を見学・参加する⇒①②③から選べます。
①みんなで講習会(参加費2000円)
②家族や友人とゆったりプライベート実習(2500円。三名~2000円)
③一人でじっくり個別実習(一回3000円)

 ②と③は日程・時間帯を希望にあわせます。
 
※見学・体験受付中。

天神から大牟田線普通電車「高宮」下車徒歩3分。野間四角交差点信号先3つ目のビル。
博多駅から西鉄バス博多郵便局横A乗場(50番)B乗場(65番)CD乗場(64・66・67番)で「野間四角」バス停下車。徒歩1分。

今の自分には操体法というのは寝起きと同じで、生活の中心にある。ある時を境に、自分は操体法のほうに引っ越しをしてきた。そして操体法のもとで寝起きをしているという実感を持って今を生きている。

操体法の外で生活するのがどういうものなのか、そのほうがむしろ私はよく知っている。なぜかというと、操体法に越してきたのは、ほんのここ数年だからだ。
自分が師匠と出会ったのは確かに21年前のこと。それから毎週、師匠のもとに足を運んだのも事実。しかし施術に通ったからといって、操体法を住みかにしていたわけではない。

私は訪問者だった。自分の持つ7日のうちから1日だけを、しかも20分ていどを、操体法と過ごしただけだ。施術が済めば用はない。さっさと操体法のもとを去った。残りの6日間は操体法から遠い遠いところで暮らし、振り向きもしなかった。
私はそれで済んでいたのだし、それで済ませていたのである。

操体法の窓から、まるで他人のことのように自分自身のことを思い出す。檻の中で暮らすしかないと決め込んでいた自分のことを、窓の外から覗き込んでいる。
「ここで生きるしかない」とがんじがらめになっていた自分が、操体法という宇宙船に乗りこんで、この先の人生を、広い宇宙を旅して生きていこうと思って生きている。
なぜこんな運びになったのか、不思議に思われることが、ある。

秋の操体法講座 ※誰でも参加できます。
①11月9日15時~(天神会場)
②11月10日11時~(野間会場)
③11月16日・20日・21日・30日14時30分~(野間会場)

※参加者受付中。
※お問合せ080(1720)1097(山下)もしくはfukuokasoutaihou☆yahoo.co.jp(☆⇒@)まで。
※操体法の実習を見学・参加する⇒①②③から選べます。
①みんなで講習会(参加費2000円)
②家族や友人とゆったりプライベート実習(2500円。三名~2000円)
③一人でじっくり個別実習(一回3000円)

 ②と③は日程・時間帯を希望にあわせます。
 
※見学・体験受付中。

天神から大牟田線普通電車「高宮」下車徒歩3分。野間四角交差点信号先3つ目のビル。
博多駅から西鉄バス博多郵便局横A乗場(50番)B乗場(65番)CD乗場(64・66・67番)で「野間四角」バス停下車。徒歩1分。

健全な身体と精神とはどういうものか、具体的に答えるのはむずかしいが、体のゆがみが多ければ多いほど疑いや迷いが深くなり、すなおな心もちが失われがちなことは想像に難くない。
晴れ渡る秋空のように澄みきった気持ちでいられますように。水が土砂で濁るように、日常のいろんな出来事で心が濁されませんように。心がきれいに保てるならば、それが健全を示す一つだと思われる。

これまでの十年間、家人は操体法がなければとっくに倒れている。倒れるような生活パターンを身につけ、まちがったことを何百何千と繰り返し、ありとあらゆる自然法則のルール違反を、延々と積み重ねてゆくのを、健康法や施術で補って持たせてきた。暴飲暴食を続けても倒れないために。そういうことのために家人の健康法や施術があったりする。

家人がそれで幸せに微笑んで過ごしているのならよいのだが、実際は「ここが苦しい、あそこが痛い」と不平不満だらけ。そんな生きざまをそばで眺めているうちに、家人に対して腹を立てるのはあまりにカンタンなのだが、基本的には自分も「自業自得」の因果な世界に生息していることを思わずにはいられない。

小さなスナップ写真を、スクリーン画面いっぱいに引きのばしてみれば、目立たなかったシミや汚れも隠しおおせなくなる。自分を見るときは軽いスナップ写真で済ませ、自分以外の人間を見るときは、画面いっぱいに。しかも全体を均等にではなく、あちこちで拡大倍率がばらばらとなって、どれだけゆがんだ全体像になっているのだか、わかりはしない。

体をゆがませたままで、心もちだけ改めるということは、たいへん難しい。
ゆがみをせっせと取り除く先に希望を託し、家人の毎日の取組みは進行中である。

秋の操体法講座 ※誰でも参加できます。
①10月6日14時30分~(野間会場)
②10月12日15時~研究会(天神会場)
③10月16日・19日・23日・24日14時30分~(野間会場)
④11月は9日(天神)・20日(野間)決定しています。
※参加者受付中。
※お問合せ080(1720)1097(山下)もしくはfukuokasoutaihou☆yahoo.co.jp(☆⇒@)まで。
※操体法の実習を見学・参加する⇒①②③から選べます。
①みんなで講習会(参加費2000円)
②家族や友人とゆったりプライベート実習(2500円。三名~2000円)
③一人でじっくり個別実習(一回3000円)

 ②と③は日程・時間帯を希望にあわせます。
 
※見学・体験受付中。

天神から大牟田線普通電車「高宮」下車徒歩3分。野間四角交差点信号先3つ目のビル。
博多駅から西鉄バス博多郵便局横A乗場(50番)B乗場(65番)CD乗場(64・66・67番)で「野間四角」バス停下車。徒歩1分。

「今の人はもとから機械の味しか知らない。だから味のちがいも知らないです」と、テレビから聞こえる話し声。精進料理の教室を開いている僧侶の方が、すりゴマの説明をしているのだった。人間の手できちんと擦ったすりゴマと、機械で擦ったのとでは風味がちがう。ぜんぜんちがうものになるということだ。

「呉汁(ごじる)はいいぞ」と師匠に勧められたとき、「呉汁って、あの大豆をミキサーやなんかでがーっとやったのを味噌汁にする、あれですか」と応じたら、「機械でやったらなんもならん」とそっぽを向かれてしまった。
豆乳は、きらいである。青ぐさく、粉っぽい舌触り。ニワトリの餌を思わせる味で、喉がいがらっぽくなる。パック入り豆乳を飲むたびに後悔する。しかし師匠に「(からだに)いい」と言われたら、やってみる。

一晩水に浸けた豆を、スリコギでごんごん叩きつぶす。水を少し加え、擂り鉢にこすりつけるように擦っていく。白いミルクのようになったのを味見する。まだ生だというのに甘味がある。独特な臭みがしない。市販のものはほんとうの味ではなかったのだと思う。
鍋で沸騰するまで加熱する。そこに味噌と薄くスライスした玉ねぎ(刻んだニラが望ましい)を投入し、フタをして蒸らす。これがポタージュスープのようにうまかった。

「売る」ということは妥協するということ。売るために、何かが犠牲にされている。そんなことを思う。手づくりの出来立てを食べると、風味がまるで違う。そこを今は家庭であっても「手づくり」ではない。ブレンダーや電子レンジなどの機械が働き、人間の手は休んでいる。「機械の味」が「おふくろの味」。それからさらに、パック詰めや冷凍などされて日にちが経つうちに、食べ物の劣化が進んでいく。
パック入りのは何でもまずい。自然食品だろうと何だろうと、おいしくないものはおいしくない。体のよろこぶ食べものが、体によいに決まっている。次はざる豆腐でもつくってみようかと考えている。

秋の操体法講座 ※誰でも参加できます。
①10月6日14時30分~(野間会場)
②10月12日15時~研究会(天神会場)
③10月16日・19日・23日・24日14時30分~(野間会場)
④11月は9日(天神)・20日(野間)決定しています。
※参加者受付中。
※お問合せ080(1720)1097(山下)もしくはfukuokasoutaihou☆yahoo.co.jp(☆⇒@)まで。
※操体法の実習を見学・参加する⇒①②③から選べます。
①みんなで講習会(参加費2000円)
②家族や友人とゆったりプライベート実習(2500円。三名~2000円)
③一人でじっくり個別実習(一回3000円)

 ②と③は日程・時間帯を希望にあわせます。
 
※見学・体験受付中。

天神から大牟田線普通電車「高宮」下車徒歩3分。野間四角交差点信号先3つ目のビル。
博多駅から西鉄バス博多郵便局横A乗場(50番)B乗場(65番)CD乗場(64・66・67番)で「野間四角」バス停下車。徒歩1分。

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