福岡操体法スタジオ (yahoo!ブログから移転)

九州は福岡に操体法スタジオを開設しました。さまざまなアレルギー発作や肝臓病を生活改善で、回復不能といわれたムチウチを操体法で対応した自身の体験も紹介。施術や講習会のお問合せは080-1720-1097 メールfukuokasoutaihou★yahoo.co.jp(★→@)へお寄せください。

2020年09月

情報を信じるのはヤバいと思うようになった。
とくに映像。
現実のできごとは1回きりしか起こらない。
ところが映像というのは何万回でも再生できる。
何万回も再生されるできごとというのは、もはや非現実。
自分の目や耳に繰り返し送り込まれる映像が、
自分にどんな影響をもたらすか、自分でもわからない。
原油まみれの海鳥の映像が、世界をだます目的で使われたらしい。
映像は世界をだます力をこれほど持つということをしみじみ実感。
原油の流出がイラクのフセイン大統領のしわざだったのか、
アメリカの爆撃によるものだったか、
それともその他の映像を流用して情報だけ操作したか。
私などにわかるはずもなく、わかったところでどうしようもない。

情報を信じないなら何を信じるか。
「もうなにを信じていいかわからない」っていうのは、
あまり愉快な状況ではないし。
自分が28年続けてきたのはバランス観測です。
体のバランスを観測し、読み取り、アンバランスをその場で修正する。
それで自分は心と体の安定をはかってきた。

身体バランスは変動します。つねに変動する。
万物は流転を続けてやまず、自分の環境条件もつねに流転するので、
自分自身も身体のバランスも流転せざるを得ません。
それでもちゃんと迷わず航海できます。
それはヨットで太平洋を横断するひとが、
風の向きや大きさのちがいを観測し、読み取ることを続け、
ヨットをあやつって太平洋の向こう岸に、ちゃんとたどり着くのと同じ。

私は毎日、身体バランスという自然を観測し、読み取って、
バランスを修復することで、いちばんの安心を得ているのです。

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野口晴哉先生に弟子入りすると、
最初は犬やネコの世話をさせられたらしい。
動物がなつかないようなら、ほかの職にしろとアドバイスされた。
犬も猫も人間と同じ数の骨があり、臓器があり、ゆがみやコリもあり、
アンバランスの修復も可能です。
人間相手よりむずかしいハードルもありますが、
人間相手よりやりやすい面もあります。

ネコは最近、わたしも本気で取り組んでいます。
すごく勉強になりますし、文句も言わないしね。
20年以上生きたネコを、自分は助けられませんでした。
ネコの1匹も救えなかった。
骨格のゆがみがあっという間にひどくなり、手に負えなかった。
あとでよくよく考えたのですが、
筋力が弱って背骨のゆがみが持ちこたえられなくなったんじゃないかな。
さいごは左の後ろ足で体重のほとんどを引き受けて歩いてました。
腰のよじれで内臓機能もおかしくなって、
お通じがなくなり、食事ものどを通らなくなり、
何とかしてあげたかったけれど、さいごの1か月はかわいそうだった。
ひょっとしたら子猫のころに、
車にどこかぶつけたんじゃないかと考えもした。
人間だって、元気なときはカバーできてたことが、
筋力が失われるうちにカバーできなくなり、
問題が表面化したときには、
すでに取り戻しにくい状況だったりするかもしれない。
今のうちに自分も骨格の弱点欠点に、
もっと真剣に取り組もうと決意を新たにした。

人間は、自力でかなりのことができるでしょう。
そこが犬やネコとの大きなちがいだと思うんですけど。


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その治療法がいいのかどうか。あってるかどうか。
その食べ物がいいのかどうか。あってるかどうか。
時と場合にもよるので、
「これはいい・あれはいけない」と固定して考えてると、
ほんとにそうなっているかどうか、わかりません。
そのつど体で確認する以外にないのです。

知識で治れば、そんなラクなことはないんです。
しかし知識で体はつよくならないし、病気もケガも治らない。
お隣のひとが治っても自分が治るとは限らない。
前回はよくても、今回も同じと限らない。
条件は毎回異なるのです。
自分にあってるかどうか、
あうものがあったとしても、
いつか合わなくなる。
改善するということは、体が変化するんでしょう。
変化に応じて対応も変わってくるんじゃないでしょうか。

いいかどうか確認するのに私は操体法を使ってる。
筋肉に反応の出ないことなど何ひとつないので、バランスをみます。
読み取りの技術や判断力はぜったい不可欠です。
そのためにも操体法が役に立つわけです。
操体法を活用しないひとが、どうやって確認するのか、
どのていど正確なのか、そこは興味ありです。


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ご主人が杖を使うのを、奥さまが非常に嫌がっておられるのです。
しかし「転ばぬ先の杖」というように、
じょうずに杖を使うと歩行がラクですし、
時には転倒を防ぐこともある。
ものは使いよう。
杖そのものはよくもわるくもない。
使わないとどうなるか、使えばどうなるか、
知っておくことがだいじと思います。

「杖はよくない」って大反対してる理由を問うと、
「だって杖はバランスをくずすでしょう」という。
「杖を使っても使わなくても、バランスはすでにくずれてる。
杖が必要になっているのはアンバランスのせいですね」。
奥さまがじっと黙っておられるので続けました。
杖がバランスをくずすのも確かですが、
だいじなのはアンバランスの修復です。
バランスに取り組むことが必要ではないでしょうか」
そう話を結ぶ。

杖を使えばよいとか、杖がいけないとか、
そんなこと言ってられない状況もある。
杖を使いたくなるのはバランスをくずしやすいから。
すでに杖を使いたくなるていどにバランスのくずれた体です。
アンバランスの修正に取り組まないのなら、
いずれにせよ歩行困難もしくは自立歩行が不可能になるのは時間の問題。
本人の希望どおり好きにしていただくのがベストでしょう。
ムリな杖なし歩行で転倒・ケガが発生した場合、
杖を取り上げたひとの責任が問われることもあり得ます。

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「えっ、体が固いとよくないんですか!」って、
パニックになった方が先日おられ、私も少々驚きました。
頭の回転がはやく、ずいぶん本も好きらしく、
社会で指導の立場にある方ですが、
それだけにといいますか、知識を入れてない分野については、
「ぜんぜんわかりません!」「知らなかった!」と質問攻めです。

体が固い・やわらかいって、その体のほとんどはですね、
骨と皮と肉でできてるでしょう。
それは見ればわかる。
内臓だって肉ですよね。
動物の内臓は肉屋で買えるし、もつ鍋って料理もある。
内臓は平滑筋という筋肉で、骨格筋は横紋筋という筋肉。
手触りで生命力のちがいがわかるとしたら、
皮膚と筋肉にちがいがある。そういうことになる。

あたたかく、弾力があってやわらかい体というのは、
血液やリンパが快調に駆け巡っていることを意味するでしょう。
血液やリンパは細胞に必要なものを供給し、
細胞にとって望ましくないものを運び去ります。
そのようにして体内の環境は充実し、
体内のシステムは万全に機能して体調がよいのですね。
その逆も考えると、生命体の決め手は体内環境にあり、
体内環境の充実は皮膚と筋肉の弾力にある。
それは考えなくてもわかるし、観察とも一致する。

体調のわるいひと、病気のひと、
故障をかかえたり、困っていることがあったなら、
体内環境が万全ではないことをまず第一に思い、
体内環境が向上するには、「あたたかい・やわらかい」という、
生命の手触りを復活させるという方針で対策をとるならば、
間違いないわけです。

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「体が固いというのは棺桶に足を突っ込んでるってことだ」
初めて聞いたときは半分半分の気持ちがした。
一般常識で、体のやわらかいひとはほめられてるし、
「あんた体が固いね」って言われると何となく傷つく。
だけどそれが命にかかわることだなんて、
そこまで思うひと、あるでしょうか。

ほんとの自然法則を知りたいのなら、
指導や教えというのもだいじですが、
だいじというのは、
自然の観察を続けることと、観察の精度を上げていくことに、
役立つ限りにおいて、ということです。
生命力のあるもの、その手触りはあたたかく、やわらかいでしょう。
生命力が失われるにつれ、あたたかさや、やわらかさが失われていく。
これ事実です。誰でも確かめることができます。

赤ちゃんと老人、衰弱してるひとと元気なひと。
周囲にいくらでもいるでしょうから、
じっさいに見比べることもでき、触れて確認することもできる。
見比べたり触れたりすることで、関心も深くなり、指先の感覚も鋭くなります。
そして、両者のちがいは、どこからきているか、
両者のちがいは何を意味しているかを、考えることもだいじです。
(つづく)

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スポーツやるひとなら軸足くらいは考えたことあるでしょうけど、
スポーツする・しないに関わらず、軸足ってだいじ。
右手が利き手のひとなら、左脚が軸足ってことが多く、
左手が利き手なら、右脚を軸にして左の手を使うのが、
バランスを安定させやすいわけです。
片足で立ってみて、体重のせやすいほうが軸足。
そう考えてもよいでしょう。

操体法は左右バランスをととのえます。
日常では、軸足がつねに体の支えとなり、
軸足の反対側が利き足ですので、
軸足側の腰は軸足側らしい疲れとコリがあり、
利き足側の疲れとコリは、利き足側らしい疲れとコリがあるわけです。
軸足の影響のつよいコリと、利き足の影響のつよいコリとでは、
あつかいが異なります、
っていうか、べつにきまりはありませんが、
体をみるときの指針として採用したら役に立つ、
という経験を重ねてきました。

あおむけに寝たひとを、上から眺めて観察すると、
全身のゆがみは軸足を中心につくられている、と見ることもできます。
軸足なんか関係ないという考えで全身を俯瞰すれば、
またちがって見えるかもしれません。
いろんな考えがありますので、正解は自分自身でつかむのがいちばんでしょう。

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操体法で筋肉をゆるめるということは、
マッサージやストレッチとはまったく違う意味があります。
それは「重心」「バランス」ということですね。
筋肉をゆるめた結果、重心のかたよりが減っている。
それが確認できたなら、操法が成功したということです。
筋肉をゆるめた結果、
重心のかたよりが、前よりひどくなってることもあります。
その場合は失敗の操体法というか、
操体法のつもりが操体法になっていないということになります。
操体法はアンバランスを是正するためのものですが、
やりようによってはアンバランスが是正されたり、
やりようによってはアンバランスがひどくなったりするのですから、
結果がどうなったかを知るために、バランスの見方を身につける必要があります。

たとえば顔の向きですね。
仰向けに寝てリラックスしてもらい、
顔の向きを観察してみてください。
ロボットやマネキン人形のようにまっすぐ上を向いてるひとはいません。
右に倒れていたり、左上や左下を向いていたり、
ねじれていることもあると思います。
本人がそうしようとしているのではなく、
全身のバランスの状態が、顔の向きにも観察されるということです。

操体法を実行するまえに、いろんな部位を観察し、おぼえておきます。
操体法を実行したあとに、どう変化したのか、再確認が必要です。
再確認の結果、手直しや補いが必要となることも、少なくないのです。








イスに座るの苦手。集中、できないです。
机に向かって勉強するのはとくに苦手で、
イスの上に正座したり、好き勝手にやってます。

受験生やってたとき、
何時間も参考書にかじりついてましたが、
床にですね、腹ばいになってた。
ヘビが鎌首を持ち上げるように、
上半身反らせ気味にして、左肘でささえ右手でノートとってた。
亀の子のようにうつ伏せで丸くなって勉強するか、
腹ばいで上半身をまっすぐ立てるか、交互にやっていた。
そんなこと急に思い出し、
「受験やってた丸々二年、腹ばい姿勢で勉強してた」と話したら、
「そういうのが、ゆがみだなあ」と、あきれられました。
ほんとにね、あんな姿勢だと腰がおかしくなるよね。
集中できる姿勢をさがしたら、
おのずと腹ばいになったんですけど。

そういえばあれ以来、
腹ばい姿勢で本を読んだり勉強したりというのは、
さすがにありません。
お行儀わるいけど、「ラクな姿勢」を追求したら、
きっとゆがみが見えてくるでしょう。

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まわりのひとはカンタンにできるのに、私だけできない。
20年やってても苦手な動きというのは、ある。
28年目の今年はまあまあかな。
苦痛なくできるようにはなっている。

仰向けに寝て、それから両ひざを立てます。
そして左右の足の裏で同時に床を踏みつけながら、腰を浮かせます。
腰の高さはちょうどいいところを見つけ、
しばらく高さをキープしたのち、ぽとんと腰を床に落とします。
ゆっくり呼吸して休みます。

この動きの、腰を浮かせるのが、できない。
腰が重く、持ち上がらない感じもする。
持ち上げようとしたら腕や背中や首や、
いろんなところでつっかえちゃって、
「やめて~」って体のあちこちが叫んでいるような。
そういうとき無理してやらないほうがいいんですけど、
5年経っても10年経っても、「やめて~(><)」って感じ。
「ハイ、腰を上げて」と言われて、がまんしてちょっぴり浮かせたり、
「あの~これ、できないんですけど」と白状したり。

足の裏で床を押して腰を上げることはできませんが、
かかとを浮かせてつま先で支えるのなら、
平気で腰を上げられるというか、むしろ気持ちがいいのです。
「こんなふうならできます」とやってみせたら、
「ああそれでいいよ。
それでやってるうちに、できるようになるんじゃない」
そう声をかけていただいてから、毎日少しずつ取り組んで、
最近は苦手ってほどでもなくなりました。

苦手な姿勢や苦手な動きには、
体のゆがみがそのような表現で表われているといっていいでしょう。
苦手がだんだん苦手でなくなっていったとき、
確実に、体のゆがみが減っており、
姿勢や動きが、より自然なものになっていると考えられます。


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