「は～助かりました。

こちらに毎日来させてもらっていいですか」

そんなふうに頼まれたら、どう返事してよいでしょう。

お金がもたなくなるのは時間の問題。

それでほんとに問題が解決したならいいけれど、

お金が切れたか、気持ちが切れたか、

そんなケースも少なくない。

いっぱんに、ひとは、体にお金をかけたり、

手間をかけたりは、したがらないですね。

そんなお金とヒマがあったら、
好きなことをして過ごすでしょう。

「毎日来たくなる」ってことは、よほどのこと。

本人の思惑通りにいくとも思えないケース多数。

毎日通って一週間過ごすのと、

週一回定期的に通って七回施術を受けるのと、

どこがどう違ってくるか。

一週間では理解がおよばないことも、

七週も足を運ぶうちには、

いろいろ思ったり考えたりすること、あるでしょう。

耐えられない苦痛に見舞われているときにこそ、

操体法が、自力の療法であることを知り、

自分自身にできることがあることを自覚して、

自発的に取り組む姿勢も、できてくる。

つらいときだけ、どこかに駆け込んで、

あと何もしない、っていうのとは雲泥の差です。

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